伊藤三時のいる書斎

生きるとは愛でることである。誰かの言葉です。

居心地、共有

とある人とお話しをしていて、『居心地とは共有である』という結論がひとつ出ました。

 

たとえばの話、とあるバーで美味しいウイスキーを『美味しいですよ』と勧められて、実際に美味しいと感じた。『美味しいですね』と自分が言って、『そうでしょう』とマスター。これは、美味しさの共有です。


たとえばの話、とあるカフェでスタッフさんとお客様が会話をしています。お客様の話題とスタッフさんの認識が繋がりました。スタッフさんとお客様の話が盛り上がります。これは、話題の、価値観の共有です。


たとえばの話、とある喫茶店でお客様がいて、マスターは静かに珈琲を淹れたり、お仕事をしています。注文以外では全く会話がない。お客様はそれを楽しんでいる、リラックスしている。マスターもこの状況で仕事に集中しており、フラットな状態でいられている。これは、環境の共有です。

 


『共有』の仕方が皆違うだけです。なので同じ場所でも居心地の良さは人によって変わるのですが、共通することは『誰か、何かと、なんらかを共有する』こと。それは居心地の『解』のひとつなのではないかなと思います。

 


あなたにとって居心地の良さとは何ですか?疑問に思っている方は、色んな部分を分解して考えてみるのも良いかもしれません。